どこかと夜と蹴球と

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どこかと夜と蹴球と

[120]homare：2008/06/30(月) 21:46:57
【EURO2008】
スペイン　１－０　ドイツ
EURO2008の決勝をＴＶ観戦したよ。
決勝戦もｽﾍﾟｲﾝの良い所ばかりが目立つ試合でしたね。
準決勝・決勝とこれだけ内容の良い試合をしていたら、
優勝するのも当たり前だなという感じでした。
序盤は意外にもﾄﾞｲﾂの方が中盤で優勢のように見えました。
激しい守備でﾎﾞｰﾙを刈り取り、素早く前線へ送る。
ｼﾝﾌﾟﾙなｽﾀｲﾙですが、重厚で迫力がありました。
ただ、一番最後の崩しのところでｽｷﾙが足りなかったかなと。
頼みの綱のﾊﾞﾗｯｸもあんまり存在感ありませんでしたね。
ｽﾍﾟｲﾝは序盤はﾎﾞｰﾙ運びに苦慮しているように見えたんですが、
ﾌｪﾙﾅﾝﾄﾞ・ﾄｰﾚｽが先制点を奪ってからは、
伸び伸びとﾌﾟﾚｰできていましたね。
あれだけ押し込んで、決定機も多く作りながら２点目が取れないので
「これは嫌な展開かな？」と思ったんですが、
中盤での激しい守備で、最後までﾄﾞｲﾂに決定機を与えませんでした。
本当に、最後の最後はｽﾍﾟｲﾝの守備に感心させられました。
ﾄﾞｲﾂは単純にﾊｲｸﾛｽを上げることすらできませんでしたから。
もう少しｽﾍﾟｲﾝの守備が甘かったら、ﾄﾞｲﾂはﾊﾞﾝﾊﾞﾝとﾊｲｸﾛｽを連発して、
もしかしたら同点ｺﾞｰﾙをもぎ取っていたかもしれません。
でもｽﾍﾟｲﾝはそれを許しませんでしたね。
ﾄﾞｲﾂの攻め手がそこしかないことを完全に見抜いていました。
見抜いて、それを実際に防いでみせるところが凄い。
ﾄﾞｲﾂの執念を、ｽﾍﾟｲﾝのしたたかさが上回った感じです。
前回大会の決勝戦後は「なんだかなあ」という気がしたのですが、
今大会は素直に「おめでとう」という気持ちです。
ｴﾚｶﾞﾝﾄなｻｯｶｰをするﾁｰﾑが優勝するのを見るのは、本当に気持ちがいいものです。
今大会のｽﾍﾟｲﾝは、ここ２０年の欧州選手権の中でも、
特に記憶に残るような素敵なﾁｰﾑだったと思います。

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