どこかと夜と蹴球と

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どこかと夜と蹴球と

[284]homare：2010/03/06(土) 22:33:21
サンフレッチェ広島　１－１　清水エスパルス

そんなわけでやってきました広島ビッグアーチ。この会場に行くのは今回が初めて。
私は「広島スタジアム」の方には一度だけ観戦に行ったことがあります。
収容人数が二万人にも満たないような普通の競技場でしたね。
ですがサンフレッチェのホームと言えば、何と言ってもビッグアーチです。
1992年に日本が初めてアジアカップを制した時の決勝戦が行われた会場としても有名ですよね。
ちょっと話が逸れますが、あの試合は私もＴＶで観戦していました。
高木の胸トラップからの左足ボレーが決まった瞬間は、
「こんな簡単にアジア王者になっていいものなのかなあ？」などと暢気に思ったものです。
当時の日本代表はとにかく弱かったですからねえ。
ちなみに1990年のイタリアＷ杯。
この大会の予選に参加した日本は、なんとアジア一次予選で敗退しています。
アジアの一次予選ですよ？
ある意味、世界で最も弱いカテゴリーに位置していた国だったと言えると思います。
それがオフト監督就任以降はあっという間に強くなってしまいました。
紆余曲折ありながらも、90年代後半以降の日本は常にアジアのトップを維持しています。
98、02、06、10年のＷ杯に出場し、五輪の方は96、00、04、08と出場。
アジアカップの方も、92、00、04と優勝しています。
世界でなかなか勝てないことから批判を受けることの多い我が代表ですが、
アジアのトップを維持していることは、もっと評価されていいのではないでしょうか。
強くなることよりも、強さを維持することの方が大変ですからね。
まあ、そういった世界を目指す戦いというのも、このビッグアーチから始まったのです。
その言葉が嘘ではないことは、日本のサッカーファンなら自明のことでしょう。
スタジアムのメインスタンドにかかるアーチ状の屋根を見ながら
そんなことをつらつらと考えてしまいした。

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