どこかと夜と蹴球と

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どこかと夜と蹴球と

[351]homare：2010/06/15(火) 01:24:53
【W杯2010　予選グループE】
日本　１－０　カメルーン
大会最初の番狂わせを演じたのは、なんと我らが日本代表でした。
岡田監督は「格下が普通にやっていては勝てない」とでも思ったのでしょうか。
本田を１トップに据えるという大ギャンブルに打って出ました。これは間違いなく大博打でした。
これまで一度も試したことのない布陣ですからね。外れる可能性の方が高かったと思います。
でもそれを言えば３ボランチだってそうですよね。イングランド戦から２試合しかやってません。
思わず「これまで積み重ねてきたものは何だったの？」と言いたくなるところですが、
これまで積み重ねたものが、ここ数試合で通用しないとわかったのだから仕方ないのでしょう。
結果論ですが、普通に玉田や岡崎の１トップだったら普通に勝てなかったと思います。
本来ならギャンブルの代償というものは高くつくもので、
そして実際に日本は中盤でほとんどパスをつなげないという苦しい状況だったのですが、
そこで閉塞しそうになる状況を打開したのが松井のドリブルでした。
本当に今日のMVPは松井になるのかもしれません。
特に前半は孤軍奮闘というか、ほぼ全ての攻撃は彼のボールキープから始まっていました。
この試合唯一の得点が彼のパスから生まれたのは必然の帰結だったのでしょう。
でもまあ、今日の試合は全員がＭＶＰですね。全員がよく走ったし、全員がよく戦いました。
たとえロスタイムに同点に追い付かれていても、逆転されていても、
この日の代表であれば「よく戦った」と素直に讃えていたと思います。
しかしたった一つ勝利するだけで随分と視界が広がるものですね。
これでおそらくデンマークに勝てば予選突破ですよ。
デンマークは間違いなく日本より強いですが、それを言うならカメルーンだってそうだった。
次も、その次も力強い戦いを見せてほしいです。
我々に一秒でも長く心地よい夢を見せ続けてほしいですね。

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