どこかと夜と蹴球と

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どこかと夜と蹴球と

[359]homare：2010/06/21(月) 22:58:53
【W杯2010　予選グループG】
ポルトガル　７－０　北朝鮮
日本がまだ世界を知らなかった時代。日本が本格的に世界を目指し始めた時代。
1992年のアジア杯王者となった日本は、1995年のコンフェデレーションカップで
アルゼンチンとナイジェリアと対戦し、二戦二敗に終わりました。
そして公式戦ではありませんが、同じく1995年に日本はアンブロカップで
イングランド、ブラジル、スウェーデンと対戦し、二敗一分に終わりました。
両大会が終わったとき、両大会を取材していた世界のサッカージャーナリストはそれぞれ、
奇しくも声を揃えてこう言いました。「日本代表はあまりにもナイーブ過ぎる」と。
当時の私はこの「ナイーブ」という概念がいまいちよくわかりませんでした。
大敗したとはいえ、日本は強豪国を相手に勇敢に戦っていましたし、
そんなに悪いサッカーをしているようには見えませんでしたから。
ですが日本がＷ杯に連続して出場するようになった今なら、なんとなくわかります。
この「ナイーブ」という言葉の意味するところが。
なるほど、当時の日本は確かにこれ以上ないくらい「ナイーブ」だったかもしれません。
今から思うとちょっと恥ずかしいですね、当時の日本代表は。
まあ、経験不足だったから仕方ないですけど。誰もが一度は通る道なのかもしれませんけど。
この試合を見ていて、そんなことをふと思い出してしまいました。
ポルトガルに真っ向勝負を挑んだ北朝鮮は、私の目から見ても、あまりにもナイーブでした。

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