どこかと夜と蹴球と

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どこかと夜と蹴球と

[360]homare：2010/06/21(月) 22:59:05
前半の北朝鮮の戦いは悪くなかったです。というか素晴らしかった。
アルゼンチンに挑んだ韓国のように、真っ向から勝負を挑んでいました。
ただ守るだけではなく、前へ前へと攻撃にも貪欲で積極的でした。
特に素晴らしかったのが10番のホン・ヨンジョ。
ボールキープは確かですし、前へ行くかフォローを待つかの判断も正確。
彼のところでタメが作れるので、北朝鮮の攻撃にバリエーションが広がりました。
失礼にも「この人だったらＪリーグでも通用するなあ」とか思っていたら、
この人ってロシアリーグでプレーしてる選手なんですね。
さすがに他の北朝鮮の選手とは格が一枚も二枚も違う感じでした。
まあ、でも押せ押せだったのは失点を喫するまで。
失点をしてしまった以上、取り返すためにより攻撃的になるのですが、
それがもうポルトガルの思う壺。思いっ切りカウンターを浴びて轟沈してしまいました。
ナイーブです。あまりにもナイーブでした。
北朝鮮のサッカーはなるほど日本よりは攻撃的でしたし、面白かったです。
でもあのサッカーをしている限り、ポルトガルには勝てないでしょう。絶対勝てない。
彼らにはそれがわからなかった。負けるまでわからなかったのです。
よく試合後に負けたチームの選手がインタビューで答えるじゃないですか。
「負けたけど良い経験になった」とか「次はこの経験を生かしたい」とか。
こういう受け答えもある意味ナイーブですよね。
微笑ましいですけど、こういった選手やチームがリスペクトされることはないでしょう。

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