どこかと夜と蹴球と

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どこかと夜と蹴球と

[369]homare：2010/06/25(金) 05:43:59
【W杯2010　予選グループE】
日本　３－１　デンマーク
日本のサッカースタイルは、細かいショートパス主体だとよく言われます。
ですが今大会の日本が披露したのは、それとは全く異なるスタイルでした。
中盤省略とまでは言いませんが、とにかく手数をかけずに前へ運ぶ。
そして松井と大久保がドリブルを仕掛ける。そこに迷いはありませんでした。
これって長く日本のサッカーファンが待ち望んでいたスタイルなんですよね。
世界では、とにかく「前へボールを運べない日本代表」でしたから。
そういう意味でも松井と大久保の活躍は大きかったと思います。
「前へ」。前への推進力ですよね。これとても大切。
馬力とスピードとテクニックと勇気が必要とされるのですが、二人は見事に備えていました。
そしてFK。これももう、立派な日本のサッカースタイルの一つに加えていいと思います。
これまでもアジアの舞台では何度も美しい軌道を見せてくれていましたが、
世界の大舞台で、しかも勝負のかかった試合で、ここで決めるとはもう本物です。
中村俊輔に始まり、遠藤、本田と受け継がれていく系譜はこれからも絶やしてほしくないものです。
これからも「世界が相手でも直接FKで決めれる日本」であってほしいですね。
それにしてもこれ、本田を最前線に配した、実質ゼロトップですよ。
成功してなお思うのですが、こんなギャンブルをした岡田さんは何を考えていたんですかね。
本当にサッカーというものはわからないものです。
勝ってなお思います。サッカーというのは本当によくわからない。不条理の世界です。
だからこそこんなにも面白いのでしょうか。

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