どこかと夜と蹴球と

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どこかと夜と蹴球と

[370]homare：2010/06/25(金) 05:53:40
しかしあれですね。勝てば全員がスーパースターに見えますね。
予選を通じてすごいなあと思ったのは川島と阿部でした。
この二人を見ていると、試合に出られなくても腐ったらダメなんだなあと思います。
GKとか一番ポジションを奪いにくいポジションですよ。
大会前に「どうせ俺は控え」とかいかにも思ってしまいそうじゃないですか。
でもチャンスはあるんですね。腐ったらいけないんですね。
阿部も代表では便利屋扱いが続いていた選手でした。
特に岡田体制になってからはよくわからない使い方をされていました。
彼の方こそ腐ってもおかしくない選手だったんですが、
最後の最後でアンカーという最適な居場所を与えてもらいました。
こういうこともあるんですねえ。やっぱり腐っちゃダメなんですね。
腐っちゃダメといえば松井と大久保もそうです。
彼らは24～25歳という最も脂の乗り切った時期にW杯出場を逃しました。
しかも活躍していなかったわけではない。かなり活躍していてなお、選ばれませんでした。
喪失感というものは並ではなかったと想像します。彼らにとってこの四年は長かったでしょう。
それでも腐らなかったんですね。だからこそここまでの活躍ができたんだと思います。
四年が長かったといえば、遠藤に勝る選手もいないでしょう。
彼は四年前、メンバーに選ばれながら出場のなかった、唯一のフィールドプレーヤーでした。
そのとき彼は既に26歳。彼もまた四年後を思って暗欝な気持ちになったのではないでしょうか。
でも彼はこの四年間、常に日本代表の先頭に立って戦い続けました。
このデンマーク戦、もっとも輝きを放っていたのはこの選手だと思います。
彼が中盤で安定と落ち着きをもたらしていました。いつものガンバの遠藤でしたよね。
ここ一番でベストプレーを見せてくれて、本当に本当に嬉しかったです。
辛くても苦しくても頑張っておくもんだな、と思います。

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