どこか板がエスパー舞美を語るとすごい

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どこか板がエスパー舞美を語るとすごい

[10]homare：2009/10/18(日) 10:48:09
さて。
小説のあらすじはここには書きません。
そんなに長い小説でもないですから、ちょっと読んでみてほしいです。
私はキュートのことはほとんど知りませんし、メンバーのキャラについても
狼なんかで誇張されてる部分くらいしか知らないのですが、
この小説はかなり楽しんで読むことができましたよ。
そういう小説ってキャラに依存していないものが多いのですが、
この小説の魅力は、矢島さんと鈴木さんのキャラに結構依存してると思います。
しかも二人のからみというのは、狼や飼育なんかでよく見る物と、
微妙に違うというか全然違うんですよね。でも普通に楽しめる。
そこに作者さんの構成力の上手さみたいなものを感じましたよ。
実際、話の組み立て方が上手いなあと思います。
文章が綺麗とか、ストーリーがスムーズに展開していくとか、
そういったタイプの小説ではなく、むしろちょっとわかりにくいものがあります。
「え？　これってなんのこと？」とひっかかる部分がとても多い。
でも、そこはきっちりと読者の想像力で補える範囲に収まっています。
だから読んでいてあまりイライラすることもありませんでした。
むしろそのひっかかる部分こそが、この小説の最大の魅力かなと思いました。
魅力というか、そこが一番大きな個性ですよね。
特に鈴木さんと矢島さんの会話文が面白い。
全くもってスムーズには進まないのですよ。
あっちにひっかかり、こっちでひっかかりと、なかなか前に進みません。
その辺りの会話にリアリティを感じるかどうかは人それぞれでしょうが、
私は結構新鮮な思いを感じながら、そういった会話を読んでいました。
なるほど、こういった手法もあるのかと感心させられましたよ。
これがまた、読んでいてなかなかスリリングなんです。
本当に、小説というものは色々な書き方があるものですね。

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