どこか板がエスパー舞美を語るとすごい

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どこか板がエスパー舞美を語るとすごい

[14]homare：2009/10/18(日) 10:49:21
まあ、そういったいかにマンガチックなベタベタなお話があってもいいと思います。
ていうか私なんかは、そういった派手でわかりやすいお話ばかり書いています。
楽なんですよね。慣用句的な言葉を連発して、お約束の展開に持っていく。楽です。
でもまあ、そういったことばかりしてると、やっぱり飽きてきますよね。胸にもたれるというか。
この小説はそういった胸のむかつきとは無縁です。あくまでもさらっとしています。
最後の円陣のシーンとかはベタじゃないかと言う人もいるかもしれませんが、
私は、そこに至るまでの和気あいあいとした無邪気さに注目したいです。
そこには作者の主張を押し付けるような部分が全くありません。
ただそこには生き生きと躍動するキュートの面々がいるだけです。
こういった描写はやろうとおもってもなかなかできません。
どうしても作者視線というもので描いてしまいますからね。
この小説では「作者にとってのキュートはかくあるべき」みたいなものをあまり感じませんでした。
まあ、本当のところはそういった思いもあるのでしょうが、それがあまり
小説のメインパートとして使われていないんだなあと、感じさせられたんですよね。
「ハロプロとはこうあるべき」「ハロプロとはこうであってほしい」
みたいな主張とか願望ばかりを込めて小説を書いている私にとっては、
非常に新鮮な小説というか、ホントに特異な小説だよな、という思いを抱かされました。
それにしても淡々と描かれた小説ですよね。
この小説を、二年近くかけてじっくりと書いた作者さんはなかなか凄いなあと思いましたよ。

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